VSCodeのTerraform拡張機能にTerraform Cloudビューが追加されました
Visual Studio Code (VSCode) のTerraform の拡張機能 にTerraform Cloudビューが追加されました。
この機能を使うことで、VSCode上でTerraform Cloudのワークスペースを確認できるようになります。
確認できる内容は以下で、VSCode拡張機能 HashiCorp Terraform v2.29.0以降で利用可能です。
- Release v2.29.0 · hashicorp/vscode-terraform
- Terraform extension for VS Code adds Terraform Cloud view
何が嬉しい
- VSCode上でTerraform CloudのWorkspacと実行結果を確認できるようになった
- 実行結果の確認で、VSCodeとTerraform Cloud(ブラウザ)を行き来する必要がなくなり、作業効率が向上した
やってみる
Terraform Cloudにログイン
サイドバーにTerraform拡張機能のアイコンが追加されます。
以下の通り、HashiCorp Terraform Cloud
-> Login to Terraform Cloud
の順に選択します。
Terraform Cloudログイン用のTokenを求めらえます。私はすでにTerraform Cloudのトークンがローカルにあるため、Stored user token
を選択しました。
Organizationを選択します。ここまで完了すれば、Workspaceの確認ができます。
Worksapceの確認
以下のようにWorkspace一覧が表示されます。
一覧からはWorkspace名と直近のRunの結果が表示されます。
Workspaceを選択すると、Runの実行結果とログを確認できます。
Workspace名やRunの横のアイコンをクリックすると、ブラウザに遷移できます。
Workspaceのフィルター
Workspaceの数が多くてみづらい場合は、プロジェクトでフィルターすることが可能です。
その他: 拡張機能でWorkspaceの作成や削除は可能か
現時点では、Workspaceの作成や削除、設定変更等は拡張機能で行うことはできません。
WorkspaceもTerraformで管理すればいいので、VSCodeから離れずにその作業もやりたい場合は、Terraformで管理することを検討するとよさそうです。
おわりに
VSCodeのTerraform拡張機能がまた一つ便利になりました。
VCS Driven Workflowの場合は、VSCode上でterraformコマンドを打つことはないため、Terraform CloudとVSCodeの行き来することが多かったと思います。
この拡張機能のおかげで、手間が減りそうです。
CLI Driven Workflowの場合は、結果をストリーミングしてくれるためVCS Drivenほど行き来は発生しませんが、過去の結果を見れるのは便利かと思います。
以上、AWS事業本部の佐藤(@chari7311)でした。